やはり音楽を聴くなら、イイ音で聴きたいですよね?
もちろん、
- CDプレーヤー
- アンプ
- スピーカー
…を高級なものにすれば、バツグンに音は良くなります。
でも、それだと、けっこうなお金がかかるので大変です。
では、あまり予算をかけずに、音を良くするにはどうすれば良いでしょうか?
それは、RCAケーブル(ライン)を変えることです。
高音質「RCAケーブル」を比較してみた
今回は、RCAケーブルを比較した体験をお知らせします。
私が、使ってみたRCAケーブルは
- オルトフォンAC-3800 Silver
- オルトフォン6.5N AC1000Q
- BELDEN(ベルデン)88760
- BELDEN(ベルデン)8412
- MOGAMI(モガミ)2534
…です。
はっきり言って、ケーブルでガラリと音が変わってしまいます!
まずは、それぞれの音の違いを聴き比べてみます。
1.オルトフォンAC3800 Silver
最初に使ったRCAケーブルは、オルトフォン(ortofon)AC-3800 Silverです。
オルトフォンAC-3800 Silverとは?
AC3800SILVERは、オルトフォンケーブルの長年のベストセラーAC3600の後継機。
音響信号伝送にコストを重視した最良の導体の組み合わせ。
OFC銅線に銀メッキを組み合わせた音質本位のケーブル。
あくまでも「純音再生」にこだわり、低域から高域まで歯切れの良い、銀線特有のクールな音質。
オルトフォンでどう音質が変わったかというと
- 高音が出る
- 音の輪郭がくっきりする
- 音の全体バランスが良い
・・・という感じになりました。
今までは「普通のRCAケーブル」を使ってました。
それと比べると、やはり音がイイです。
値段は6,000円もしましたが、変えて良かったです。
ただし、人によっては、
- 高音の余韻が悪い
- 解像度が狭い
…などの意見もあるようです。
確かに、ディスコやファンクをレコードで聴くには、音がカッチリし過ぎてるわね。
…そういう曲を聴くのには適してないかも。
2.オルトフォン(ortofon)6.5N AC1000Q
実は、調子に乗って、オルトフォンの6.5N AC1000Qも買ってみました。
(中古です。)
こちらは
- 低音がすごく出る
- 太い音
- 音に広がりがある
- 一昔前のアナログ的な音
・・・という感じです。
RCAケーブルが違うだけで、まったく違う音になりますね。
野太い音が出るので、FUNKなんかを聴くのには良いかも。
ただし、高音があまりキレイに出ないような気がします。
ちなみに、こちらは、2000年代に人気だったケーブルのようです。
今は廃版になっています。
3.BELDEN(ベルデン)88760
そして、ついに、「音が良い」と評判のBELDEN(ベルデン)88760を購入してみました。
レコードのケーブルとして使ったら
- 繊細な音になった
- 「高音」も「低音」もキレイに出るのでビックリ
- 音の位相がハッキリした
…と感じましたよ。
ベルデン88760は、ナチュラルで「落ち着く音」ですね。
「自然な音」というのは聴いてて疲れないです。
クリアーで澄んだサウンドに生まれ変わりました。
値段も安いのに、こんなイイ音になるとは嬉しいです!
オススメします。
4.BELDEN(ベルデン)8412
「USA録音のレコードやJAZZを聞くのに適してる」と評判のBELDEN(ベルデン)8412も試してみました。
実は、どんなケーブルを使ってもパッとしないAORのレコードがあったんです。
(Al Johnsonの「I’ve Got My Second Wind」)
しかし、このRCAケーブルを使って聴くと
- 歪みがなくなり
- 澄んだ音になり
- 隅々までキレイに聴こえる
…と、生まれ変わりました。
ほんとうに、USAの楽曲に向いてるケーブルなんですね。
改めて、感動してしまいました。
レコードやCDの音が悪く聴こえるのは、
「その音源のポテンシャルを引き出せてない」だけだったのね。
5.MOGAMI(モガミ)2534
そして、さらに、MOGAMI(モガミ)2534を購入しました。
プロケーブルさんによると「MOGAMI 2534」は邦楽を聴くのに良いらしい。
なぜなら、日本のメジャースタジオの録音はこのケーブルを使っているからとのこと。
私も実際に聴いてみました。
- 今まで聴こえなかった音が聴こえる
- 細かい音までキレイに再現
- ボーカルが気持ちイイ音になった
…こんな感じがしました。
こんなにイイ音がするなら、これから邦楽のレコードも買い増したくなります。
昔聴いたことがあるような「懐かしい音」になったわ💛
洋楽に関しては「BELDEN(ベルデン)88760」の方がフラットな音が出るように思います。
でも、MOGAMI 2534で聴いてもかなり良い音ですよ。
RCAケーブルについて調べてみた
こんなに音が良くなるなら、
- CD
- カセット
- レコード
・・・すべてのケーブルを変えたくなってしまいます。
そこでRCAケーブルに関して、色々調べてみました。
「RCAケーブル」を作ってるメーカー
RCAケーブルを作っているメーカーには、色々なところがあります。
・・・などなど
そのメーカーによって、まったく音質が違ってくるようです。
値段も違う
値段もピンからキリまであります。
今回ご紹介したケーブルは数千円ほどですが、高いものは何万円~何十万円もするようです。
やっぱりオーディオにこだわると、お金がかかりますね。
なぜ、ケーブルを変えると音が変わる?
では、なぜ、RCAケーブルを変えると音が変わるのでしょうか?
たかが「ライン」なのに不思議ですよね?
それには、
- どんな素材か?
- どんな加工をしているか?
…が関係しているようです。
1.素材で音が変わる
まず、素材によって、音に違いが出ます。
素材 | 音質 |
---|---|
銅 | 低音に厚味がでる。音に量感が出る。 |
シルバー | 高音がキレイにでる。引き締まったタイトな音。 |
…このような感じになるようです。
2.材質の加工で音が変わる
また、その材質の「加工」によって、音の解像度が違ってくるようです。
たとえば、同じ銅であっても、 銅の不純物を除去したOFC(無酸素銅)という素材ですと音が違います。
通常の銅線より「音の解像度」が高くなるそうです。
オーディオ・ケーブルについてくわしく知りたいなら「ケーブル大全」なんて雑誌も出てます。
試し読みもできますよ。
「RCAケーブル」で、オーディオの音を良くする秘訣!
「RCAケーブルでオーディオの音を良くするには?」
以下は、プロケーブルさんが教えてくれたことです。
…とのこと。
録音⇔再生ですから、すごく納得できますよね?
一般的には、
日本の音楽はモガミ、又はカナレのケーブルが合い、
洋楽(特に米国)はベルデン 8412、
ドイツクラシックはノイマン、
英国音楽、DECCA、EMIはバイタル(VITAL)が合います。この理由は、スタジオで録音時に使用していたケーブルが、
日本はモガミやカナレ、米国はベルデン、
ドイツはノイマン、英国はバイタルが多いからです。
そういうわけで、自分が聴くレコードやCDに合わせて、RCAケーブルを変える…
これが、音を良くする秘訣なんですね~。
「RCAケーブルの使い分け」で、オーディオライフが豊かになる!
私は、現在「3種類のRCAケーブル」を使いわけてます。
- USA録音→ベルデン8412
- 日本録音→モガミ2534
- 上記を使ってもイマイチな場合→ベルデン88760
…これをしただけでも、音がすごく良くなるんです。
それだけではありません。
新たなRCAケーブルを試すことは、その曲の「奥に隠れた魅力」を引き出すことになります。
なので、レコードに針を落とすのが、とても楽しみになりました!
オーディオライフが豊かになりましたよー!
オススメのRCAケーブル(3,000円以内で買える)
RCAケーブルを変えれば、音が変わる!
…とは言え、ケーブルに何万円も出すのは、ちょっとキツイですよね?
そこで、今回、3,000円以内で買える「人気のRCAケーブル」をご紹介しますね。
口コミも良いのでオススメできますよ。
BELDEN 88760
先ほどもレビューしましたね。私はイチオシです。
どのレコードやCDも音が良くなります。
評判
- あらゆるクセが無いクリアーな音
- クリスタルな音、透明度が高い音
- とにかく、オールジャンルに聴けるケーブル
口コミ
- 女性ボーカルやバイオリンの定位と美しさが向上
- スピーカーからの音が浮かび上がって出てくる感じで、さらに余韻の静寂さには感動
- ケーブル類は全てこれに統一。素晴らしい解像度というか表現力
BELDEN 8412
USAのレコードやCDに、すごく合います。
アメリカの録音を聴くなら、もうこれしかないですね!
評判
- 定番中の定番
- USA録音にピッタリくる
- ロックな曲によく合うケーブル
口コミ
- 明らかに音が深くなり、繊細な厚みが出たように思う。
- 低域は少し締まりが弱いが、迫力は十分。ハードロックや映画の音域にはぴったり。
- 低音も高音も綺麗に出る。
MOGAMI 2534
主に「邦楽」を聴くならオススメです。
評判
- 音源に忠実な再現
- 日本のメジャースタジオの定番
- 多くの日本の録音にぴったり合う
口コミ
- 低音がくっきり!個人的には一番感動
- 音がハッキリ・クッキリした。音の分離が良い
- 透明感、スッキリ感がとても良い
VITAL(バイタル)VAM-265
VITALについては、私はまだ試してません。
ですが、プロケーブルさんは以下のように語ってます。
英国の録音は、バイタルのプロ用ケーブルで録音されているがゆえ、バイタルで聞いてこそ、本当の音が分かります。
そういうわけで、コレクションにUK盤レコードが増えてきたら「VITAL VAM-265」も購入する予定です。
UK盤のレゲエなんかも、音が良くなるとイイわね💛
評判
- ビートルズ、ローリングストーンズなどにピッタリくる
- EMI盤に合う
- 英国クラシックもOK
口コミ
- The Beatles の音がするような気がする。
- イギリスのミュージシャンを聞くと、音が自然な感じになった。
- 今さらながら、違って聴こえだした。
RCAケーブルを変えた際の注意点
最後に、RCAケーブルを変えた際の注意点を挙げておきますね。
エージング
新品のRCAケーブルは、最初のうちは音が悪いこともあります。
私も、最初、ケーブルを新品にした時「なんだか固い音だな~」と思いました。
ですが、使っているとだんだん良い音に変わってきます。
「音の通り」が、良くなってくるんですね。
ですので、しばらくはガマンして使ってくださいね。
だいたい、20~100時間くらい「慣らし」が必要なようね。
これを「エージング」と言うらしいわ。
まとめ
今回は、
- オーディオケーブルを変えた体験談
- 各ケーブルの音質比較
- オススメのRCAケーブル
…をお知らせしました。
あまり予算をかけずに「オ-ディオの音質」を良くしたい方は、RCAケーブルを変えてみてはいかがでしょうか?
私は、やってみて良かったと思います。
音がとてもクリアーになり、美しい!
音楽を聴くのが、ほんとうに楽しみになりました!
- オールジャンルを聴くなら「BELDEN 88760」
- USAの録音を聴くなら「BELDEN 8412」
- 邦楽を聴くなら「MOGAMI 2534」
上記のRCAケーブルがオススメです。
評判や口コミもすごく良いですよ!