本日は、

  • ジャズ・フュージョン界の才人!
  • キーボード奏者、アレンジャー、コンポーザーとして現役バリバリ活躍中!
  • ヒップホップ、ラップなどのサンプリングネタとしても有名な曲多し!

…そんな、Bob James(ボブ・ジェームス)についてです。

ジャズやクロスオーバーが好きな方なら、必ずチェックしているのでは?

今回は、ボブ・ジェームスの70~80年代の名盤・名曲をレビューしてゆきますね。

BOB JAMESの名盤・名曲

Bob Jamesとは?

ボブ・ジェームスは、幅広い活躍をしているアーティストなので、そう簡単にはプロフィールをまとめられません。

なので、ChatGPT君に手伝ってもらい、なんとか書いてみました。

ジャズ・フュージョンの世界で「不動の地位」を築いたアーティスト

ボブ・ジェームスとは?

ボブ・ジェームス(Bob James)はアメリカ合衆国ミズーリ州出身のピアニストで、クラシック音楽の影響を受けたジャズ・ミュージシャンです。

彼はクインシー・ジョーンズによって発掘され、ファーストアルバム「ボールド・コンセプション」を録音しました。

その後、CTIレーベルで4枚のヒットアルバムをリリースした後、自らのレーベルTappan Zeeを設立したのです。

サウンド・クリエイター、名アレンジャーとしてジャズ=フュージョン界で活躍したボブ・ジェームズの活躍は多岐にわたります。

ジャズ、フュージョン、ドラマ音楽、クラシックまで幅広く手掛けてきました。

そして、1980年発表のアール・クルーとのコラボ『ワン・オン・ワン』、1986年発表のデイヴィッド・サンボーンとのコラボ『ダブル・ヴィジョン』では、グラミー賞を受賞

他のアルバムでも十数回ノミネートされています。

ボブ・ジェームスは自身の作品に強い愛着を持ち、自己レーベルTappan Zee設立後、CTIから出した4枚のアルバムを自己レーベルから再発。

これらを含む多くのアルバムが、ジャズやフュージョンの世界で高く評価されています。

彼は「芸術家気質」のミュージシャンとして知られ、その音楽は多くのファンに愛されています。
ボブのキャリアは非常に長期にわたっており、数多くのアルバムをリリースし続けています。
(2023年にもアルバムをリリース)

その幅広い活動と才能によって、彼はジャズ・フュージョンの世界で「不動の地位」を築いています。

アルバムのタイトルには、数字が隠されてる

NUMBER

ご存じの人は多いと思いますが、Bob Jamesのアルバムジャケットには「数字」が隠されてるんですよね。

たとえば、

  • 6枚目のアルバム「TouchDown」は、アメフトのジャケット(タッチダウンが6点だから)
  • 7枚目のアルバム「Lucky Seven」は、七星てんとう虫のジャケット
  • 8枚目のアルバム「H」は、Hot Dogのジャケット(頭文字のHは8番目のアルファベット)

…など。

「何枚目のアルバムか?」が、ジャケットでわかるようになってるんですよー。

それを推理するのも、楽しいです。

ディスコ・キッズ

きっと、一枚一枚のアルバムに「思い入れ」があるんでしょうね。

シスター

もう、ボブったら、カワイイんだから💛

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Bob Jamesの名盤・名曲

では、Bob Jamesの70年代~80年代の名盤・名曲を紹介してゆきます。

ですが、私は、まだボブのアルバムをコンプリートしてません。

なので、今後レコードを手に入れたら、随時追加してゆきますね。

One(はげ山の一夜)1974年

ボブ・ジェームスのCTIレーベルでの初のリーダー・アルバムです。

  • ムソルグスキーの「はげ山の一夜」
  • パッヘルベルの「カノン」

…など、クラッシックのアレンジ曲が目立ちます。

なので、一聴すると、SOUL・FUNKファンには、チョット物足りない内容かもしれません。

「Feel Like Making Love」

ですが、B面の「Feel Like Making Love」で、そんなネガティブな評価は吹き飛びます😅

なんと、素敵なアレンジなのでしょうか。

心が静まり、どこか懐かしい感覚がよみがえってきます。

「Feel Like Making Love」は、ロバータ・フラックの歌で大ヒットしました。

ボブは、その時、レコーディングのバックを務めていたらしいです。

この曲を気に入ったボブは、その時と同じリズムセクションのメンバーを使って、今回新たにレコーディングしたそうです。

「Nautilus」

そして、サンプリングネタやブレイクビーツで有名な「Nautilus」です。

これは、名曲ですよね~。

ちなみに、この不思議な音は、ヤマハのオルガンを使って出しているそうです。

Two(夢のマルディ・グラ)1975年

このアルバムは、Bob JamesのCTIレーベル「2枚目」のアルバム。

「夢のマルティ・グラ」

A-1の「夢のマルティ・グラ」が有名ですね。

この曲は、サイモン&ガーファンクルが原曲ですが、Bob Jamesのあまりに素敵なアレンジに思わず踊り出したくなってしまいます。

ビースティー・ボーイズ他、多くのアーティストがサンプリング・ネタにした名曲です。

「ファランドール」

また、B-1「ファランドール」は、クラッシク「アルルの女」をアレンジした曲。

クラシックなのにノリがイイですよ~。

ヒューバート・ルイスの壮絶なクラリネットが聴けます。

その他、聴けば聴くほど味わい深い名盤です。

ディスコ・キッズ

CDは、残念ながら廃盤のようです。

Three(スリー)1976年

Bob JamesのCTIレーベル「3枚目」のアルバムです。

「West chaster lady」

なんと言っても「West chaster lady」がイイです。

(ウエストチェスターとはNew Yorkの地名らしい)

  • 地をなめるような低音ベース
  • 宇宙っぽいエレピ

…の対比が気持ちいい!今、聴いてもすごくオシャレな名曲です。

1曲目の「One mint Julep」とともにサンプリングネタとしても有名ですね。

他の曲も、じっくり聴かせてくれる素敵な曲ばかり。

ディスコ・キッズ

誰もが認める名盤でしょう。

BJ4 (ビージェーフォー) 1977年

すべての曲がカッコいい!メロディアスで爽やかなフュージョン。

キャッチー過ぎず、堅すぎず、バランスが良い名盤です。

Bob Jamesが、自分のレーベルの名称とした「Tappan-zee」を収録。

アート・ファーマー、ヒューバート・ロウズなど、優れたアーティストを結集させた初期の傑作です。

こんな「センスの良いアルバム」が出てたとは…

このアルバムが出た1977年と言えば、私は中学生。

あんな暢気(のんき)な時代に、こんなセンスの良いアルバムがヒットしていたとは…驚きです! 

Heads(ヘッズ)1977年

自己レーベル「Tappan-Zee」設立後、1枚目のアルバムです。

気合い入ってますね~。

  • ボズ・スキャッグスのヒット曲をインストにアレンジした「We are All Alone」
  • ファンキーでキレキレな音にハマッてしまう「Night Crawler」

…この2曲が超カッコイイです。

ディスコ・キッズ

CTIも含め、Bob Jamesの5枚目のアルバム!

ジャケットはアメリカの5セント硬貨になってます。

TouchDown(タッチダウン)1978年

Bob Jamesの通算「6枚目」のアルバム。

自己レーベルTappan Zeeでは2枚目のアルバムです。

初期のアルバムと違って、全曲Bob Jamesのオリジナルですね。

アコースティック楽器の大物を起用

また、

  • アール・クルー
  • ロン・カーター
  • ヒューバート・ルイス

…など、アコースティック楽器の大物を起用したアルバムになっています。

特に、ヒューバート・ルイスのフルートが、キレッキレで悶絶しそう。

聴き応えのある名曲ぞろい

  • ノリのある曲
  • メロウな曲
  • 静かで鎮静作用がある曲

・・・アルバム中どこをとっても、聴き応えのある名曲ぞろい。

これは、Bob Jamesの名盤中の名盤と言っていいんじゃないでしょうか?

Lucky Seven(ラッキー・セヴン)1979年

Bob Jamesの通算「7枚目」のアルバム。

7つの斑点があるテントウムシのジャケットです。

「Rush Hour」「Blue Lick」

このアルバムは、なんと言っても1曲目の「Rush Hour」で一気にテンションが上がります。

そして、2曲目の「Blue Lick」!

Bob Jamesの浮遊感あるエレピとキレのあるホーンで、ジワジワ盛り上がってゆくミドル・ナンバー!

ムチャクチャ渋いですよ~。

「Big Stone City」「Fly Away」

B-1「Big Stone City」は、これまた元気が出るノリノリなナンバーでご機嫌。すごい疾走感があります。

最後の「Fly Away」は、ちょっとセンチメンタルになるインストナンバー。

アルバムの最初から最後まで、気持ちイイ名盤です。

H(エイチ)1980年

Bob Jamesの通算「8枚目」のアルバム。

自己レーベルTappan Zeeでは4枚目のアルバムです。

このアルバムも名盤ですよ~。

爽やかでメロウなフュージョンが楽しめる

ボブの弾くピアノがとってもキレイ。爽やかでメロウなフュージョンが楽しめます。

「Brighton by the sea」は、グローバー・ワシントン・JrのサックスとBob Jamesのピアノが織りなすメロウな世界に深く耽溺できます。

ピーチズ・アンド・ハーブの名曲「Reunited」は、ボブがきれいなインストにアレンジしてます。

ディスコ・キッズ

心が浄化されるようですね。

Sign Of The Times(サイン・オブ・ザ・タイムス)1981年

ソングライターとして、飛ぶ鳥を落とす勢いだったロッド・テンパートンを迎えた通算9枚目。

80年代のディスコ・ファンクっぽく仕上がってます。

バックコーラスはパティー・オースティンなので、一瞬「クインシー・ジョーンズのアルバムか?」と思ってしまいますよ。

とは言え、二番煎じというわけではなく、アルバムとしてかなり充実しており大満足!

「Sign Of The Times」「Unicorn」

「Sign Of The Times」は、冒頭のボョーン音で盛り上がり、その後、太いベースと繰り返される呪文のようなコーラスにハマります。

スパイロジャイラのアルトサックス奏者、ジェイ・ベッケンスタインをフューチャーした曲「Unicorn」は、グローバー・ワシントンJrとは違った感じで、味わい深いですね。

両者の音の違いを、比べてみるのも一興です。

ディスコ・キッズ

当アルバムは、Bob Jamesの9枚目のアルバム。

ジャケットは「?」マークですが、これは9のモチーフですね。

The Genie(N.Y.メロウ)1983年

実は、私が、一番始めに聴いたBob Jamesのアルバムがこの「N.Y.メロウ」です。

とても、しっとりした気持ちになるアルバムです。

全曲、聴き応えがあってイイんですよ~。

TV番組「タクシー」のイメージアルバム

このアルバムは、アメリカのTV番組「タクシー」のイメージを元に作ったらしいです。

そもそも、Bob Jamesは70年代にこの番組の主題曲として「アンジェラ」を作っていたのです。

で、何を思ったのか、再び新たに「タクシー」のイメージアルバムを作ったみたいですね。

強い思い入れがあったんでしょうか?

いずれにしても、Bob Jamesのメロウな曲作りが冴える名盤です。

ディスコ・キッズ

肩の力が抜けてくる不思議なアルバムです。

Bob James コラボ名盤

Bob Jamesはソロだけでなく、コラボ作品も名盤が多いです。

いくつか、ご紹介しておきますね。

One on One(with Earl Klugh) 1979年

言わずと知れた大ヒットアルバム。

Bob JamesとジャズギタリストEarl Klugh(アール・クルー)が共演した傑作です。

グラミー賞を受賞した人気盤!

全編、爽やか!聴けば、誰でも気持ちが晴れやかになります。

こういう、アルバムは貴重ですね~。

Bob James & David Sanborn「Double Vision」1986年

Bob JamesとDavid Sanbornのコラボ。

どこまでもロマンチックなアルバムです!

Four Playとかが好きな人には、たまらないはず。

最初の2曲「Maputo」「 More Than Friends 」で、イッちゃいます。

デビッド・サンボーンの艶やかなサックスと、ボブの透き通るようなピアノが哀愁を誘います!

  • マーカス・ミラーのカッコいいベース
  • アル・ジャロウのボーカル

…も聴きごたえあり。

まとめ

今回は、Bob Jamesの名盤・名曲(70~80年代のアルバム)をご紹介しました。

気に入った曲があったら、ぜひチェックしてみてくださいね。

もちろん、Bob Jamesの名盤は、これだけではありません。

90年代以降も、素晴らしいアルバムが多いですよ~。

ディスコ・キッズ

いずれ、90年代以降の名盤もご紹介してゆくつもりです。

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