先日、レコードプレーヤーのカートリッジ(針)を変えたんです。
SHUREの「M44G」から、SHELTERの「Model201」への交換です。
今回は、そのレビューをしますね。
カートリッジ変更のいきさつ
カートリッジを変えた理由は
- SHUREの針がすり減った
- もっとイイ音で聴きたくなった
・・・です。
でも、一番の理由は
・・・です。
そうなんです。
気がついたら、2018年に、SHUREのM44Gは生産終了になってたんです。
M44Gは、ディスコで「定番のカートリッジ」だった
ディスコDJやクラブDJの間では
- レコードプレヤー→テクニクスSL1200
- カートリッジ→SHUREのM44G
これが、定番だったですよね?
なにせ、このM44Gは
- 低音がブイブイ出る
- スクラッチもOK
- コストパフォーマンスが良い
というメリットがあります。
特にR&Bやファンクなんかをプレイすると、メチャメチャ踊れる音になるんですよ。
しかし「潮時」と感じる
ですけど、M44Gは、決してキレイな音ではないんですよね。
荒っぽい音ですし、ボーカルが歪んだりします。
・・・しかも、生産終了になってしまいました。
そんなわけで「そろそろ潮時かな?」と思ってカートリッジを変えることにしました。
M44Gの「交換針」…販売はしているが
実は、M44Gの交換針って、
- JICO
- ディスクユニオン
- NAGAOKA
…などで、今も販売してるんです。
ですが、これは、もちろんオリジナルではありません。
そのため、本物のSHUREとは音が違います。
私もディスクユニオンさんで購入して一度試してみたんですが、イマイチ合わなかったんですね。
ですので、もうM44Gはやめて、新しいメーカーのカートリッジにすることにしました。
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なぜ、新しいカートリッジにSHELTERを選んだのか?
新しいカートリッジは、SHELTER「Model201」にしました。
なぜ、この針にしたかというと
- アナログレコードのよさを存分に感じられる
- とても心地よい音を聴かせてくれる
- これで聴く70年代のポップスは最高
- この価格でこの音は本当に貴重
…など、評判が良かったんです。
それで、SHELTERさんの本社にTELしてみたら、すごく対応が良かったのです。
「お金儲けよりユーザーのことを考えている」ということが伝わってきました。
後からわかったんですが、
対応してくださったのは社長の小澤安生様でした。
そういうわけで、さっそくSHELTER「Model201」を購入しましたよ。
カートリッジの交換
では、カートリッジの交換をします。
こちらはSHUREM44G。今までご苦労様でした。
こちらは、SHELTER「Model201」です。
ヘッドシェルも交換しました。
むちゃくちゃカッコ良くなりました。
レコードの試聴
では、レコードを試聴してみますね。
おお!音のレンジがかなり広がりました。
低音と高音がクッキリ分かれてます。
かなり、音が良くなって感動しました。
すごく満足!
聴いてみて感じたことは、
- 音が繊細になった
- 音のレンジが広がり、クッキリした
- 低音が豊か
- ナチュラルな音なので、聴いてて疲れない
・・・と、すごく満足です。
やっぱり、カートリッジを変えると音が全然違いますね。
これだったら、もっと早く交換すれば良かったです。
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テクニクス「SL1200」とSHELTER「Model201」の相性
ところで、レコードプレーヤーのテクニクス「SL1200」と、カートリッジのSHELTER「Model201」…
この相性はどうなんでしょうか?
問題なく使えます
カートリッジの自重は6.2gですので、問題なく使えます。
ヘッドシェルは、テクニクスのオリジナルヘッドシェルに取り付けられます。
MMカートリッジですので、力強い音が出ます。
R&B、ファンクでもバッチリ満足です。
相性はまったく問題ありませんね♡
ヘッドシェルも、SHELTER[Model 1011L](中抜き軽量タイプ)に変えれば、更にグッドです!
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SHELTER「Model201」の注意点
テクニクス「SL1200」を使ってる人向けに、カートリッジをSHERTER「Model201」に交換する際の注意点を挙げておきますね。
1.スクラッチはできません
SHERTER「Model201」は、SHURE「M44G」のようにスクラッチはできません。
スクラッチをすると、針がいかれてしまいます。
ですので、DJがディスコやクラブで使うのには向きません。
あくまで、自宅で聴く用のカートリッジです。
2.カートリッジのタイプはMM方式
SHERTER「Model201」はMMタイプです。
ですので、アンプの設定をMMにする必要があります。
今まで「MCタイプの針」を使っていた方は、気をつけてください。
MMとかMCとか言うのは、電気信号の変換方式です。
3.リード線はSHUREとは上下逆
カートリッジとアームを接続するリード線は、SHUREとは上下逆になってます。
ですので、接続する際は間違えないようにしてください。
ちゃんと確認すれば、間違えることはありませんよね?
SHELTER「Model201」のスペック
最後になりましたが、SHELTER「Model201」のスペックを記しておきます。
SHELTER「Model201」商品情報
Model 201は、シェルター唯一のMMフォノカートリッジです。
音の絶対的な情報量ではMCタイプにかないません。ですが、MMタイプにありがちな高域のピーク感を抑えた聴き心地の良さがあります。
お求めになりやすい価格は、デジタルとは違うアナログレコードの魅力を再発見していただくのに充分なものです。
また、自重や出力電圧などのスペックも中庸で、組み合わせるトーンアームやレコードプレーヤーを選びません。
Model 201 スペック
- 出力電圧: 4mV
- 負荷抵抗:50kΩ以下
- 針先: 0.3 x 0.7mil楕円 接合型ダイヤモンド
- 自重: 6.2g
- 適正針圧: 1.5~2.0g
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まとめ
今回、SHURE「M44G」からSHELTER「Model201」へ、カートリッジ交換をしてみました。
今までずっと、SHURE「M44G」だったので、変更するのが少々不安だったです。
つまらない音になったらどうしよう?・・・と思ってたんです。
ですけど、変えてみて本当に良かったです。
やはり、カートリッジをグレードアップするとぜんぜん音が違いますね。
すごく、キレイでメリハリのある音になりましたよ。
- SHELTER「Model201」は、R&Bやファンクでも、低音がしっかり出て、踊れる音になるので大満足です。
- ただし、スクラッチはできませんので、ディスコやクラブなどのプレイには向きません。
- ですので、自宅で音楽鑑賞をしたい人にオススメします。
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スクラッチを楽しみたい方は、
今やDJ御用達になっている「オルトフォン」のカートリッジが良いですよ。