巷では「レコード名盤〇〇選」などという、“レコード評論本”が多いようです。

もちろんいい本もあります。

でも、レビューを頼りにレコードを買ってみても「ぜんぜんノレない!(涙)」ということも多いです。

なかなか良い「名盤レビュー」に巡り合えない…

先ほども「レコード名盤〇〇選」を立ち読みしてました。(立ち読みゴメンなさい)

でも、どうも、「文句なしにのれる」「踊れる」「感動する」という部分が弱いなぁ~と思いました。

確かに「どれが重要作」とか「どれがレア盤」とか、知っておいた方が良いと思います。

でも、もっと大切な事は

理屈抜きに踊れる!楽しめる!

…と言う事ではないでしょうか?

「ブラシス」のダンクラ名盤レビューは良かった!

今までで、僕が唯一「いいな!」と思ったレビューは、ギャラクシー(Galaxy)のブラシス(brothers&sisters)です。

 

この小冊子は、早稲田大学のソウル研究会「ギャラクシー(Galaxy)」が出していたの冊子です。

その中にこんな「名文」があります。

勝手ながら紹介させてもらいますね(^◇^)

~ここで一言申し上げておきたいことがあります。

ここにずずいと並びました100枚、これらはすべて、ギャラクシーの面々が日頃から愛聴し「踊らせてもらっている」100枚だということです。

  • あんな有名なヤツが入っとらん。
  • このグループの重要作はこれじゃないわ。シロウトね。」
  • こんなレコード見た事もねえよ。

100枚のレコード紹介を読み進むうち、読者の皆さんは、いろいろな疑問、不満を抱かれるかも知れません。

いや、抱かれても無理はないでしょう。皆さんがこの100選を他誌のレコード・ガイドと同じ概念で捉えてる間は…。

読者の皆さん。ファンキーを取り沙汰する時は、頭で考えてはいけない。ただ踊る。踊る。

あなたが良質のレコードガイドのみを求めるのであれば、どうか今すぐ、この本を閉じて頂きたい。

我々は、わがままな紹介文こそ書きましたが、ガイド・ブックを作ったつもりはありません。

レコード・レビューは「思い入れ」が大切!

いかがでしょう?

ダンクラ・レコード愛好家の「心意気」をズバリ感じさせてくれる名文ではないでしょうか?

もちろん肝心のレビューも、思い入れを感じられるものばかり!

紹介されている曲も「買ってよかったー」と思えるものだらけでした。

まさに、レビューはこうでなくっちゃ!と思わせてくれる…今となっては貴重な資料だったのです。

当サイトのレコード・レビューも、私が本当に「コレ…いいな!」と思ったものを取り上げて行く予定です。

そして、その感動を皆さんと共有できたらこんな嬉しいことはありません。

どうぞご期待下さい。